八ヶ岳 前三ッ頭(2364.4m)、三ッ頭(2580m) 2013年7月14日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:13 天女山駐車場−−5:26 賽の河原 5:29−−前三ッ頭−−7:50 三ッ頭(休憩) 8:52−−9:10 前三ッ頭−−10:15 賽の河原−−10:23 天女山駐車場

場所山梨県北杜市(旧大泉村)
年月日2013年7月14日 日帰り
天候曇(強風)
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場天女山駐車場に置く。結構混雑している
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望どちらも展望良好
GPSトラックログ
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コメント天女山から三ツ頭を往復。道は良好だが唐松植林帯の急登では笹が少しだけ足に触れる。各山頂の他に尾根上で樹林が開け大展望を楽しめる場所あり




天女山駐車場(下山時) 権現岳方面登山口
駐車場の案内図
緩やかに登る 賽ノ河原直下
賽ノ河原。樹林が開ける 賽ノ河原から見た富士山
賽ノ河原から見た南アルプス(クリックで拡大)
賽ノ河原から見た金峰山 しばし緩やかな尾根が続く
たまに樹林が開けた場所もある 唐松植林帯では笹が目立つ
急登区間は笹が少しはみ出す これより下の方が傾斜がきつい
たまには笹ではなく草も まだ前三ツ頭は見えない
開けた場所に出る。西風が強く寒い やっと前三ツ頭が見えた
前三ツ頭山頂。樹林が開けている
前三ツ頭から見た展望(クリックで拡大)
今度はシラビソ樹林を登る。もう笹は無い 観音平方面分岐。三ツ頭まで15分の表記は大ウソ(1分くらい)
三ツ頭山頂。背景は権現岳 三ツ頭から見た赤岳(最初はガスだった)
三ツ頭から見た南側の展望(クリックで拡大)
三ツ頭から見た群馬の山々。空気の透明度が悪く足尾山塊は見えなかった


 3連休の2日目も天候が不安定な予報。下界は暑いし山の上はいつ雷が来るか分からない状況なので、昨日に引き続き標高が高くともお手軽な山へ。昨日の疲労の残りを考慮し、標高差1000mの八ヶ岳南部三ツ頭に決めた。ここは登山口となる天女山駐車場の標高が約1500mもあるので最初から涼しいのがうれしい。

 前日夕方に駐車場に到着すると無人の車が10台近くいる。これらは権現岳方面に登った登山者のものだろう。駐車場の端に車を置いて寝た。この標高は涼しくて快適に寝られた。翌朝、大した時間はかからないのでのんびり起きて朝飯を食って出発。既に先行して出発した登山者の姿も多く、駐車場は半分以上埋まっていた。三ツ頭/権現岳方面登山口の案内は「賽ノ河原」とだけ出ているのはちょっと不親切かも。

 地図を見るとこの尾根の出だしからしばらくは傾斜は緩く足にやさしいルートだ。最初の肩(賽ノ河原)でいきなり樹林が開け南側の展望が大きく開ける。南ア北部の山々が見えるが昨日の鳳凰三山と全く同じ状況で、鳳凰三山は雲の下だが北岳や甲斐駒などは雲の中に沈んで見えなかった。南寄りではなく西寄りの風が強く、たぶんあちらの稜線は結構な悪天だろう。一人だとテントの展開/撤収が難しいかも。賽ノ河原に到着したときに入れ違いで若者3人パーティーが出発していった。意外にこのパーティーは足が速く、前三ツ頭まで追いつけなかった。

 この先もしばらく緩い傾斜が続き、基本はカラマツ植林で低い笹が広がり、たまに先ほどの賽ノ河原のような開けた砂礫地が登場する。どこもそうだがなぜかカラマツ植林帯の地面は笹に覆われていることが多いのが不思議だ。このコースは充分いい道だが半ズボンで歩いていると少しだけ足に笹の葉が触れてかゆい。痒さの原因は笹だけかと思ったら知らないうちに虫に2個所刺されていた。薬は車の中だなぁ。

 標高1950m付近になると傾斜がきつくなり、登山道は溝が掘れたような深い底を歩く。カラマツ植林帯で両側は笹。標高2200m付近で樹林が大きく開け大展望が広がるが風が一気に強くなって寒さを感じるようになる。砂礫地を縦断すると尾根東側を巻くように登り、再び傾斜がきつくなる。「ここが一番きつい」の標識が登場、でも手前の急斜面の方がきつかったように感じた。

 いつのまにか周囲はシラビソ樹林に変わり、相変わらず尾根上ではなく東斜面を登っていく。おかげで西寄りの風がブロックされるのがありがたい。登山道が再び尾根に出ると前三ツ頭山頂に到着。賽ノ河原で見た若者3人組が休憩中だったが、ここはもろに西寄りの強風が吹き付けて隠れる場所が無く、今は休憩するのに最適とは言えない状況だ。日差しも無いのでかなり寒く感じる。こちらは休憩は三ツ頭山頂で取る予定なのでこのまま進む。ただし、Tシャツのままではあまりに寒いため、腕カバーにネックウォーマーを装着。まだこれから登りがあり、長袖シャツを着ると背中が汗をかきそうなので、この程度が適度と判断した。

 樹林の尾根を登り標高が上がってくるとシラビソの高さが低くなり、三ツ頭直下ではまだ2500m強なのにハイマツが登場、森林限界の雰囲気が漂う。観音平方面の分岐点(前三ツ頭分岐)には三ツ頭まで15分の標識が立っていてちょっとがっかりしたが、実際にはここから三ツ頭まで1分くらいしかかからなかった。15分は前三ツ頭から三ツ頭までの所要時間と思われる。

 三ツ頭山頂も前三ツ頭と同様にハゲた尾根上の肩で展望が良いが、西風がもろに吹き付けて岩陰に隠れないと寒いくらいだった。昨日より天気はややいいようだが権現岳や赤岳はガスがかかり、南アルプスも雲の中。下山を開始する頃には各ピークのガスは晴れてきたが、北アルプスは最後まで雲の中だった。強風は止むことなく、幕営だったら撤収が大変だろう。今日は連休2日目なので昨日入山して今日が下山日の登山者もおり、権現岳方面から次々と下ってきた。逆に登ってくる登山者も結構いて、私は三ツ頭までだったが権現岳目指して進んでいく登山者がほとんどだった。トレランの姿も意外に多い。ただ、この強風だとトレランの軽装は走っている間はいいが休憩時は寒すぎるだろう。私の休憩時は長袖シャツにダウンジャケットまで着込んだくらいだった。

 下山はしばらく防寒着を着たまま歩き、前三ツ頭を通過して風が避けられる樹林帯に入ってから夏場のTシャツ、半ズボン姿になった。下山時も風は強いままだが、標高が下がって気温が上昇すると風が心地よいくらいになった。ちと湿気が高かったが。駐車場に到着すると満杯状態で路肩にまで車が止まっていた。

 

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